2026年7月22日 犬山はなぜ外国人に選ばれる街になったのか

講演者:木曽川観光株式会社 代表取締役 石田 芳弘氏

 

愛知県内ではトップの観光地となった犬山市では、犬山城に連なる城下町の繁栄がそれを物語っています。江戸時代の面影を残す黒い建物と狭い道路、電柱や電線が見られない町並みは、若者には絶好のフォトスポットとなり、年配者にはここちよく過去にタイムスリップさせてくれます。このような街並みが残されているのは偶然ではなく、過去の都市再開発計画を強い信念と政治力でストップさせて、町並み保存に注力した政治家によるものです。

今回の定例会は元犬山市長の石田芳弘氏に、多くの観光客に選ばれる今の犬山市を作ることができた政治について、ご自身の半世紀を振り返りながら語っていただきました。政治は未来の国や街を作り出す強い力を持っているので、政治家は良く学び正しい道を進まなければならない。このことを国会議員の秘書をしていた時に学んだ石田氏は、自身の生誕地である犬山の城と城下町は、この地の宝なので後世まで残さなければいけない、と考えて市長になる事を決意されました。市長になってすぐに、実行段階に入っていた犬山市再開発計画を白紙に戻し、城下町の町並み保存に政策を切り替えて町全体を自然のまま残すように施策を進めたのです。

それから20年余り経過した今、インバウンド観光客誘致は政府の重要施策の一つとなり、毎年多くの外国人が日本に来るようになりました。外国人観光誘致に立ち遅れている愛知県の中で、犬山城とその城下町は外国人に選ばれる街になっています。これは地方の政治が成功した一つの事例と言えます。このような政治の重要さを質問に答えながら語っていただきました。