トップページ右側に表示している最新情報・これまでの活動報告です
華やかな歌舞伎の表の世界は知っていても、歌舞伎の裏側の世界あるいは歌舞伎の周りにある世界はあまり知られていません。 そこで今回は名古屋の御園座に勤務して、歌舞伎の興行事業に長年携わってこられた立木常雄さんに、歌舞伎ビジネスのしくみ、これまでの体験談や事例紹介、そして歌舞伎の学校活動内容などを報告してもらいました。
歌舞伎の表裏両面の世界を知ることで、我々がインバウンド対応を考える上で正しい理解の上で新たなビジネスモデルを構築することができます。この目的に沿って、歌舞伎を多角的な観点から説明されました。
木曽川鵜飼は1300年前からこの地に伝わる古典漁法で、今は犬山市の無形民俗文化財として、毎年6月1日から10月15日まで実施されています。
舟首に篝火を付けた鵜舟に鵜匠が乗り10羽の鵜を手縄をさばき、操り、篝火に集まってきたアユを鵜が次々に捕る。鵜の捕った鮎は鵜匠により吐き篭に吐かせられる。この一連の手さばきは見事なもので、まさに漁の芸術と言えるでしょう。
この漁法は動物虐待だと言う方もありますが、鵜は終了後に餌をもらうための仕事だと認識していることが、鵜匠との呼吸のあった動きからわかります。
この日は女性の鵜匠が事前説明をしてから乗船し、ライトアップに輝く犬山城を見ている間に鵜飼が始まり、鵜飼の終わりには再び鵜匠がその動作を説明してくれました。丁寧な説明があるので大変わかりやすく、鵜飼を100%楽しむことができます。
雅楽は元々ヨーロッパで生まれた文化が中東、インド、中国、朝鮮と渡ってきて、平安時代に日本の音楽と融合して完成したものです。その後は宮廷音楽として引き継がれてきたもので、現在は宮内庁がトップに立って伝承しています。
世界で最も古いオーケストラと言われる雅楽は海外でも高い評価を得ており、報告者の松久貴郎氏はこれまでに多くの国々で雅楽の伝承をされてきました。2024年はベトナムホーチミン市で雅楽の指導を行い、2025年はハワイ大学での雅楽指導と伝承を計画されています。
雅楽を日本の誇る伝統文化として、インバウンドビジネスにどのように活用するかを、報告後の質疑応答で話し合いました。貴重な日本の観光コンテンツとして、これから大切に活用したいものです。
名古屋市の最新の観光施策を名古屋市観光文化交流局/観光交流部 担当課長の大塚勝樹氏に報告していただきました。名古屋市も観光客の誘客に取り組む一方、オーバーツーリズムで市民に迷惑をかけないよう、バランスを留意して取り組んでいます。海外に向けたプロモーション施策としては、広域観光の推進、留学生を介した魅力発信、外航クルーズ船の誘致などを検討しています。また歴史観光の推進においては、海外からの修学旅行が増えてきています。そして、「なごやめし」は名古屋城に匹敵する認知度があるので、これを外部観光団体等連携しながら、WEBサイトやSNSによる情報発信、イベントを活用したPRなどを取り組んでいく。名古屋市でYou-Tubeでのプロモーション動画を作成したので、その拡散にはぜひ協力してもらいたい。
名古屋市プロモーション動画
ウェルネス編 https://youtu.be/wyCSwRb17m8?si=1V-yJPIVUDPV6s-1
アミューズメント編 https://youtu.be/Sq1ZYhFp20M?si=diuJEg_xVdku94V-
ヒストリー編 https://youtu.be/IrMcut9UOik?si=1Rn3ifSYiUqsTlQZ
フード編 https://youtu.be/Wdrv27OiI3o?si=imAWHpxjBjRi25uJ
ナイト編 https://youtu.be/654eAXV8dzA?si=sylxE6o6y4OtcYUx
ダイジェスト編 https://youtu.be/9WWDsm8mlfk?si=bVX7L97eB6Ec0Rz5
ファミリー編 https://youtu.be/DCBUZFfWqiQ?si=3CbfOzm55rBBK2g7
祭編 https://youtu.be/NLxrYKQ0zgA?si=vd28t0fb1noqnqE6
報告者の中島氏は大学院での研究テーマとして、フィリピンパブ嬢の経済問題を取り扱うことにしました。その実態を知るために、昼間は学生、夜はフィリピンパブに行って取材をする毎日を過ごしました。何度も通ううちに一人の女性と気持ちが通じ合い、やがて結婚することを決意、生々しいフィリピンパブ嬢の実態を知ることができるようになりました。その手記を持ってピースボートで世界一周に旅に出た際、船内で知り合った人に手記の出版を提案されました。しかし出版するにはさらに過酷な取材が求められ、命がけでの取材の末ようやく出版に漕ぎつけることができました。この私小説が予想以上に反響を呼び、たまたま知り合った映画ディレクターから上映を提案されます。しかし、撮影には多額の資金が必要で、そのスポンサー探しに再び奔走することに。
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