四間道散策3時間ツアー
四間道とは戦災の被害が比較的少なかった名古屋市の四間道界隈のことで、城下町の商人地であったことを示す土蔵や伝統的な建造物が現在も多く残っています。大船町通沿いには、かつては通りの東側に土蔵、西側に町家が建ち並んでいました。これらは、堀川の水運を利用した商業活動に使われた土蔵や商人の居住地で、敷地・建物とも広大なものでした。
四間道沿いには、通りの東側に一段高くなった高さ1メートル程度の石垣が築かれ、その上に現在も多数の土蔵が建ち並んでいます。黒の本瓦、白漆喰の壁、石垣が連続し、四間道地区の代表的な景観となっています。また、四間道よりも西側の地域には、幅2メートルから幅3メートルの路地の両側に平家建、中2階、2階建の長屋が建ち並んでおり、都心では珍しい下町情緒が残っています。