名古屋市は広沢一郎新市長を迎え、これからの名古屋市の観光行政がどのように変わるのか、特にインバウンド観光の観点から方向性を聞きました。
名古屋は東京、大阪に次ぐ3番目の人口を抱える大都市です。しかし、米国でニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐ3番目の都市は?と聞かれて答えられる人は少ない。答えはシカゴです。フランスやドイツでも同様に3番目の都市は覚えられないものです。そのような状況の中、名古屋市は強みを活かしてインバウンド誘客に力を入れます。
名古屋の強みは日本の中心に立地するので、どこへでもすぐに行ける好立地です。これは日本観光のハブとして、名古屋に滞在して各地に移動する観光客を誘客できます。それは日本国内のゴールデンルートとセントレアとアジアを繋ぐ二つの軸で考えています。
欧米豪からの富裕層も受け入れられるように、名古屋市内にはラグジュアリーなホテル建設が進んでおり、まもなく名古屋には高級ホテルが無いという状況は大きく改善されます。
また、地元住民に名古屋城に気軽に来てもらうことと、城内で開催されるイベントなどを活性化するために、名古屋城を無料化して、有料となるのは天守のみとしたいと考えています。そして、令和8年には大河ドラマで当地が舞台となるので、武将を活用した観光キャンペーンや大河ドラマ館の建設も計画しています。
名古屋を国際観光都市として、ますます成長発展させるために、官民が力を合わせてインバウンド誘客に取り組んでいきたいと思います。
ツアーの概要
最初に日本料理の専門店「小伴天」にご案内して、本物の日本料理で昼食を味わっていただきます。この日本料理にはどこかに八丁味噌を使ってうまみを引き出しています。
その後、八丁味噌を作っている味噌蔵の訪ね、八丁味噌の説明を聞いた後に本物の味噌蔵を見学していただき、伝統的な味噌を作っている様子を肌で感じていただきます。
味噌蔵見学の後は八丁味噌を使った煮込みうどんをご自身で調理していただきます。八丁味噌を使うことでどなたでも日本料理のうまみを引き出せることを実感していただけます。
最後は味噌蔵の蔵主の挨拶でツアーを締めくくります。
小伴天
100年以上続く日本料理の老舗で、ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019に掲載されました。鰻を使った日本料理に定評があり、遠くからもその料理を食べにくる食通で賑わっている、愛知県碧南市にある日本料理店です。
八丁味噌の郷
八丁味噌とは愛知県岡崎市八帖町で作られる、日本の伝統的な豆味噌です。この味噌はあえて近代的な製造方法や添加物を使わずに、大豆と塩のみを原料として木桶に仕込み、2年以上熟成させて作られています。プロの日本料理人の多くはこの八丁味噌を使って、日本料理の真髄であるうまみを引き出しています。
10:00 | ホテルにお迎え |
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10:00~11:00 | ハイヤーで移動 |
11:00頃 | 小伴天到着 |
11:00~11:30 | 料理の説明 |
11:30~13:00 | 八丁味噌料理の昼食 |
13:00~13:50 | ハイヤーで移動 |
13:50頃 | 八丁味噌蔵に到着 |
14:00~14:15 | 八丁味噌の紹介 |
14:15~15:00 | 味噌蔵見学 |
14:00~15:15 | コーヒーブレイク |
15:15~16:45 | 八丁味噌の調理体験 |
16:45~17:00 | お別れのご挨拶 |
17:00~18:00 | ハイヤー移動 |
18:00頃 | ホテルに見送り |
販売価格:1,200,000円/1グループ
催行人数:2人~4人
本ツアーは名古屋市内の滞在ホテルを出発から帰着まで、外国語通訳ガイドがアテンドします。
この旅行商品は下記の旅行会社が受託運営しています。
株式会社 アクト・ユートラベル
観光庁長官登録旅行業 第1102号
能楽(のうがく)とは、日本を代表する伝統芸能で、能と狂言を合わせた総称です。室町時代に観阿弥・世阿弥によって大成され、600年以上の歴史を持ちます。能は歌と舞を基本とし、能面を着用して演じられる歌舞劇です。能楽は主に日本の古典文学から作られた物語に沿って演じられますが、少ない動きの中から人間の心理描写を伝えるところが日本的な文化を反映しており、一方でそれが鑑賞する人には理解を難しくしている一面もあります。
本ツアーでは、京都の能楽堂嘉祥閣を1グループ貸し切りでご利用いただきます。名古屋駅からは東海道新幹線に乗車45分で京都駅に到着します。京都駅に到着後は能楽堂嘉祥閣にご案内し、約1.5時間のブリーフィングで能楽の歴史から演能する能楽のストーリーまでご紹介します。その後、休憩を兼ねて本日の演者との懇談の時間を持ち、これから行われる能楽について直接ご質問いただけます。
昼食は京都の老舗料亭から届ける仕出し弁当で京料理の昼食をお楽しみいただきます。
能楽師:井上裕久師匠(重要無形文化財保持者、総合認定)
食事の後はいよいよ本日の能楽鑑賞となります。広い座席を自由に移動しながら、演者を見やすい場所でお好みの番組から約1時間の能楽を鑑賞いただきます。能楽鑑賞の後は再び演者と懇親の時間を設け、質問などについてもお答えします。そして、能楽に使った能面や能装束を身に着けて能舞台に上がり、演能者の気持ちになって舞台上を動き回る体験をしていただき、さらに舞台の裏にもご案内します。自由に写真撮影もお楽しみください。能面や能装束はご希望により、その場でご購入いただくことも可能です。
能楽を演じるのは、日本国政府から重要無形文化財に指定されている能楽師、井上裕久師匠です。ここでは、観世流能楽の幽玄の世界を心から楽しんでいただきます。
ツアーのポイント(想定参加人数 2名から4名)
1.能楽の基礎的な知識と、演能される番組内容を、演者から直接教わる
2.観世流能楽堂「嘉祥閣」貸し切りで、約30分間の能楽を鑑賞する
3.能楽に使われた能面と能装束を試着して、舞台上で演能を体験する
4.参加者自身が演能する様子を、カメラマンが撮影し動画編集する
5.謡の演奏に使われた太鼓や鼓の演奏体験もオプションで選択が可能
08:00 | 名古屋市内ホテルにお迎え |
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08:00~08:30 | ハイヤー移動 ホテル-名古屋駅 |
09:00~09:40 | 新幹線移動 名古屋駅-京都駅 |
10:00~10:30 | ハイヤー移動 京都駅-嘉祥閣 |
10:30~10:45 | 嘉祥閣出迎え、あいさつ |
10:45~11:15 | 能楽とは(座学) |
11:15~11:30 | 休憩、演者との懇談 |
11:30~12:45 | 昼食(萬重) |
12:45~13:45 | 本日の内容(座学) |
13:45~14:00 | 休憩、抹茶又はグリーンティの接待 |
14:00~15:00 | 演能鑑賞(羽衣、井筒、野宮から選択) |
15:00~15:15 | 休憩、煎茶又は紅茶の接待 |
15:15~15:45 | 演者との懇談、質疑応答 |
15:45~16:45 | 能面と装束の試着、写真撮影、舞台裏見学 |
16:45~17:00 | お別れのあいさつ |
17:00~17:30 | ハイヤー移動 嘉祥閣~京都駅 | 18:00~18:40 | 新幹線移動 京都駅~名古屋駅 | 19:00~19:30 | ハイヤー移動 名古屋駅~ホテル |
19:30 | 名古屋市内ホテルに見送り |
販売価格:1,200,000円/1グループ
催行人数:2人~4人
本ツアーは名古屋市内の滞在ホテルを出発から帰着まで、外国語通訳ガイドがアテンドします。
この旅行商品は下記の旅行会社が受託運営しています。
株式会社 アクト・ユートラベル
観光庁長官登録旅行業 第1102号
や台ずしなどの飲食店を全国展開して東証プライム上場を果たした実業家、株式会社ヨシックスホールディングス創業会長である吉岡昌成氏に、その半生記とこれからの考え方を話していただきました。
大阪で零細製造業の家庭に生まれた吉岡氏は、製造業の浮き沈みの激しさを見て、建設業の道に進み、本家かまどやの内装工事で大きく売上を増やすことができました。しかしこの業界も店舗が飽和すると同時に売り上げ急減に見舞われ、一時のブームの怖さを再確認することとなりました。その時は、内装工事と共に本家かまどやのFC店を展開していたことが幸いして、最悪の事態を逃れることができました。
その後、持ち帰り弁当に代わる飲食業態を試行錯誤した後、寿司居酒屋「や台ずし」を新しい業態店として開発し、会社が上場企業として成長するきっかけとなりました。この成長するビジネスを見つけるまでには数多くの試行錯誤があったようです。しかし、一旦それが大きく伸び始めたら、会社を上場させることはそれほど難しくないとのことです。
いろいろなことを体験し、試行錯誤を重ね、うまく行き始めたら一気に攻める、これが大きな会社を作るためのコツのようです。
犬山城は、室町時代の天文6年(1537)頃に織田信長の叔父・信康が築城したといわれています。
天守は現存する日本最古のものです。天守最上階からの眺めはまさに絶景です。
犬山城下では毎年4月に犬山祭りが開催されます。そこではからくり人形を載せた山車が繰り出され、地元の針綱神社にからくり人形の演舞が奉納されます。からくり人形は動力を一切使わずに、踊ったり変身したり宙を舞うことができる、いわば中世期日本のロボットです。からくり人形を作る技術は代々引き継がれており、今は九代玉屋庄兵衛師匠が引き継いでいます。
本ツアーでは九代玉屋庄兵衛師匠からからくり人形の秘密となっているしくみを教わり、師匠の手ほどきで、参加者は原型となるからくり人形を作ることができます。この体験を通して、現代日本のモノづくり産業の土台となったからくり人形の技術の一端を知ることができるでしょう。
城下町では古来、健康に良い薬酒として忍冬酒が醸造されています。この忍冬酒を造っている酒蔵を改装した古民家風の高級旅館「SYUKU」が2024年に開業しました。本ツアーでは「SYUKU」の広間をからくり人形の体験会場として使います。見事な庭園を眺めながら、からくり人形の秘密を学び、ご自身でからくり人形作りを行うことは、かけがえのない思い出となる事でしょう。
からくり人形が完成した後、犬山の町に夕暮れが近づいてくると、自然が育んだ日本料理が準備され、この料理に合わせて全国の地酒の中から洗練された日本酒が供されます。ここでもかわいい顔のからくり人形が日本酒を届けに来ると、思わず笑いがこみ上げてきます。
至福の体験と夕食を終えた後は、酒蔵の中にゆったりとしつらえた寝室のベッドが、皆様の疲れを癒し一日の思い出の締めくくりとなるでしょう。
翌日は犬山城下町へおもむき、どんでん館で犬山祭りの様子を見学、旧磯部家住宅で古民家を見学等城下町を散策してホテルインディゴで昼食をとります。その後は国宝茶室「如庵」のある有楽園で抹茶を楽しんでいただきます。犬山の城と街を堪能した後で、皆様を名古屋市内のホテルまでお見送りします。
ツアーのポイント(想定参加人数 2名から4名)
1.国宝犬山城と国宝茶室如庵を見学し、日本庭園有楽苑抹茶の呈茶を体験できる
2.犬山からくりミュージアムでからくり人形の歴史を学び、実演を鑑賞できる
3.からくり人形師9代玉屋庄兵衛師匠から、からくり人形のしくみを教わる
4.玉屋庄兵衛師匠の手ほどきを受けて、原型となる人形づくりを体験できる
5.酒蔵を改装した古民家風高級旅館で、和風のくつろげる客室を体感できる
09:00 | 名古屋市内ホテルお迎え |
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09:00~10:00 | ハイヤーで犬山城へ |
10:00~11:00 | 犬山城見学 |
11:00~11:15 | ハイヤーで昼食会場へ |
11:30~13:00 | 昼食(La Maison Cachee 一灯) |
13:00~13:10 | ハイヤーでからくりミュージアムへ |
13:10~13:40 | からくりミュージアム見学 |
13:40~13:50 | ハイヤーでSHUKUへ |
14:00~14:50 | 玉屋庄兵衛師匠によるからくり人形の解説 |
15:00~16:50 | からくり人形づくりの体験会 |
17:00~20:00 | 夕食(SHUKUの個室で) SHUKUで宿泊 |
09:00~09:10 | 犬山城下町どんでん館へ |
09:10~09:40 | どんでん館見学 |
09:50~10:20 | 旧磯部家住宅見学 |
10:30~11:00 | 徒歩で城下町散策 |
11:00~11:30 | 城とまちミュージアム見学 |
11:30~11:40 | ハイヤーでホテルインディゴへ |
11:40~13:00 | 昼食(ホテルインディゴ) |
13:00~14:00 | 有楽苑散策&呈茶 |
14:00~15:00 | フリータイム |
15:00~16:00 | ハイヤーで名古屋市内ホテルへ |
16:00 | ホテルで見送り |
販売価格:未定/1グループ
催行人数:2人~4人
本ツアーは名古屋市内の滞在ホテルを出発から帰着まで、外国語通訳ガイドがアテンドします。
この旅行商品は下記の旅行会社が受託運営しています。
株式会社 アクト・ユートラベル
観光庁長官登録旅行業 第1102号
マスコミに何度も取り上げられ、今では有名人となった、エリサベス・ヨピスさん。定例会には久々の登場です。スペイン人の目線でインバウンドが求めているものを語ってもらいました。
名古屋にはディープな歴史文化がたくさん残っており、特にサムライ文化に関する歴史では他の地域の追随を許さない優位性がある。それをきちんと伝えていくと、特に欧米豪からのインバウンドは強い関心を持ってツアーに参加されます。
またひつまぶしに代表される名古屋メシはインバウンドに大人気で、誰もがおいしいと答えることには間違いが無いほど好まれています。
東京や京都などの観光地はオーバーツーリズムになっているので、観光客が比較的少ない名古屋は、多くのインバウンドに喜ばれています。名古屋のインバウンドツーリズムはまさにこれから大きく盛り上がるでしょう。