2022年11月24日(木) 外国人労働者とは何なのか?
日本国内で働く外国人労働者は、企業や地域の発展に重要な存在であるにもかかわらず、多くの企業経営者には正しい理解が浸透していない可能性があります。そこで今回は、名城大学生のゼミ研究を議論のきっかけに、外国人労働者の実態を各専門家の方々をパネラーとしてディスカッションしました。
専門家陣には外国人雇用を研究している名城大学経済学部佐土井有里教授、外国人労働者の支援をしている名古屋国際法律事務所の田邊正紀弁護士、ミャンマーで労働者の人材開発を行っているミャンマージャパンセンターのタンタンアウン氏、外国人労働者を数多く受け入れている株式会社ヨシックスホールディングスの山田雅治氏に登壇いただきました。
そこから見えてきたことは、外国人労働者を低賃金労働者と考えることは既に過去の常識であり、これからは優れた知識や技能を持つ労働者を採用することが、企業の発展には重要なテーマとなる社会の変化です。しかし、現在のやり方を続けていると、すぐれた外国人を採用することは難しくなる可能性もあります。
これまで外国人の採用には慣れてこなかった企業経営者も、正しい知識を持って外国人を採用することが、企業と地域の発展につながることが、今回のディスカッションから見えてきたことで、これからもこのテーマには継続的に情報交換する必要性も感じられるものでした。