報告者の中島氏は大学院での研究テーマとして、フィリピンパブ嬢の経済問題を取り扱うことにしました。その実態を知るために、昼間は学生、夜はフィリピンパブに行って取材をする毎日を過ごしました。何度も通ううちに一人の女性と気持ちが通じ合い、やがて結婚することを決意、生々しいフィリピンパブ嬢の実態を知ることができるようになりました。その手記を持ってピースボートで世界一周に旅に出た際、船内で知り合った人に手記の出版を提案されました。しかし出版するにはさらに過酷な取材が求められ、命がけでの取材の末ようやく出版に漕ぎつけることができました。この私小説が予想以上に反響を呼び、たまたま知り合った映画ディレクターから上映を提案されます。しかし、撮影には多額の資金が必要で、そのスポンサー探しに再び奔走することに。
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