2024/10/1開催 ウインクあいち903号室
2024/10/1開催
ウインクあいち903号室
木曽川鵜飼は1300年前からこの地に伝わる古典漁法で、今は犬山市の無形民俗文化財として、毎年6月1日から10月15日まで実施されています。
舟首に篝火を付けた鵜舟に鵜匠が乗り10羽の鵜を手縄をさばき、操り、篝火に集まってきたアユを鵜が次々に捕る。鵜の捕った鮎は鵜匠により吐き篭に吐かせられる。この一連の手さばきは見事なもので、まさに漁の芸術と言えるでしょう。
この漁法は動物虐待だと言う方もありますが、鵜は終了後に餌をもらうための仕事だと認識していることが、鵜匠との呼吸のあった動きからわかります。
この日は女性の鵜匠が事前説明をしてから乗船し、ライトアップに輝く犬山城を見ている間に鵜飼が始まり、鵜飼の終わりには再び鵜匠がその動作を説明してくれました。丁寧な説明があるので大変わかりやすく、鵜飼を100%楽しむことができます。
雅楽は元々ヨーロッパで生まれた文化が中東、インド、中国、朝鮮と渡ってきて、平安時代に日本の音楽と融合して完成したものです。その後は宮廷音楽として引き継がれてきたもので、現在は宮内庁がトップに立って伝承しています。
世界で最も古いオーケストラと言われる雅楽は海外でも高い評価を得ており、報告者の松久貴郎氏はこれまでに多くの国々で雅楽の伝承をされてきました。2024年はベトナムホーチミン市で雅楽の指導を行い、2025年はハワイ大学での雅楽指導と伝承を計画されています。
雅楽を日本の誇る伝統文化として、インバウンドビジネスにどのように活用するかを、報告後の質疑応答で話し合いました。貴重な日本の観光コンテンツとして、これから大切に活用したいものです。
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