2025/5/13開催年次総会 これからの名古屋市の観光行政
名古屋市は広沢一郎新市長を迎え、これからの名古屋市の観光行政がどのように変わるのか、特にインバウンド観光の観点から方向性を聞きました。
名古屋は東京、大阪に次ぐ3番目の人口を抱える大都市です。しかし、米国でニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐ3番目の都市は?と聞かれて答えられる人は少ない。答えはシカゴです。フランスやドイツでも同様に3番目の都市は覚えられないものです。そのような状況の中、名古屋市は強みを活かしてインバウンド誘客に力を入れます。
名古屋の強みは日本の中心に立地するので、どこへでもすぐに行ける好立地です。これは日本観光のハブとして、名古屋に滞在して各地に移動する観光客を誘客できます。それは日本国内のゴールデンルートとセントレアとアジアを繋ぐ二つの軸で考えています。
欧米豪からの富裕層も受け入れられるように、名古屋市内にはラグジュアリーなホテル建設が進んでおり、まもなく名古屋には高級ホテルが無いという状況は大きく改善されます。
また、地元住民に名古屋城に気軽に来てもらうことと、城内で開催されるイベントなどを活性化するために、名古屋城を無料化して、有料となるのは天守のみとしたいと考えています。そして、令和8年には大河ドラマで当地が舞台となるので、武将を活用した観光キャンペーンや大河ドラマ館の建設も計画しています。
名古屋を国際観光都市として、ますます成長発展させるために、官民が力を合わせてインバウンド誘客に取り組んでいきたいと思います。