マスコミに何度も取り上げられ、今では有名人となった、エリサベス・ヨピスさん。定例会には久々の登場です。スペイン人の目線でインバウンドが求めているものを語ってもらいました。
名古屋にはディープな歴史文化がたくさん残っており、特にサムライ文化に関する歴史では他の地域の追随を許さない優位性がある。それをきちんと伝えていくと、特に欧米豪からのインバウンドは強い関心を持ってツアーに参加されます。
またひつまぶしに代表される名古屋メシはインバウンドに大人気で、誰もがおいしいと答えることには間違いが無いほど好まれています。
東京や京都などの観光地はオーバーツーリズムになっているので、観光客が比較的少ない名古屋は、多くのインバウンドに喜ばれています。名古屋のインバウンドツーリズムはまさにこれから大きく盛り上がるでしょう。
四間道とは戦災の被害が比較的少なかった名古屋市の四間道界隈のことで、城下町の商人地であったことを示す土蔵や伝統的な建造物が現在も多く残っています。大船町通沿いには、かつては通りの東側に土蔵、西側に町家が建ち並んでいました。これらは、堀川の水運を利用した商業活動に使われた土蔵や商人の居住地で、敷地・建物とも広大なものでした。
四間道沿いには、通りの東側に一段高くなった高さ1メートル程度の石垣が築かれ、その上に現在も多数の土蔵が建ち並んでいます。黒の本瓦、白漆喰の壁、石垣が連続し、四間道地区の代表的な景観となっています。また、四間道よりも西側の地域には、幅2メートルから幅3メートルの路地の両側に平家建、中2階、2階建の長屋が建ち並んでおり、都心では珍しい下町情緒が残っています。
名古屋の伝統的居酒屋には、必ず置いてある料理があります。その一つが名古屋名物「どて煮」です。「どて煮」は豚のモツや牛すじを赤味噌やみりんで煮込んだ料理です。名古屋ではこれを、岡崎市で作られる伝統味噌である「八丁味噌」が使われます。「八丁味噌」は大豆と塩と水のみで作られる豆味噌で、370年前の製造方法をかたくなに守り、2年間熟成させた高級味噌です。八丁味噌は深いコクと独特の渋みがあり、臭みのある臓物もこれらの味噌で煮込んでいる為、クセがなくなり旨味が増すことが特徴です。
もう一つの料理は「手羽先の唐揚げ」です。若鶏の半身をそのまま揚げて焼くダイナミックな料理で、それに熟成して生み出した秘伝のタレをつけ、各種の調味料で味をととのえる。これが多くの名古屋人の求める味になりました。名古屋には「手羽先の唐揚げ」を提供する居酒屋が多く、それぞれの店が秘伝のタレを競い合って、名古屋独自の味を生み出しています。
杉原千畝記念館は、リトアニアで多くのユダヤ人を救った日本の外交官、杉原千畝(すぎはら ちうね)に関する資料や展示が行われている施設です。彼は第二次世界大戦中、リトアニアのカウナスで日本のビザを発行し、多くのユダヤ人を日本を経由して安全な場所へ逃がしました。
記念館は、杉原の生涯や彼の行った人道的な活動について学ぶことができる場所で、彼の業績を称えるために設立されました。展示物には、杉原が発行したビザの実物や、彼の活動に関する資料、映像などが含まれています。
記念館は日本国内にいくつかあり、特に岐阜県大垣市にある杉原千畝記念館が有名です。訪れることで、杉原の勇気ある行動や人道主義の精神を学ぶことができる貴重な体験となるでしょう。
訪問を考えている場合は、開館時間や入館料、特別展などの情報を事前に確認することをお勧めします。興味深い歴史を学ぶ良い機会ですので、ぜひ訪れてみてください。
博物館明治村(はくぶつかん めいじむら)は、愛知県犬山市に位置する野外博物館で、明治時代の建物や文化を再現・保存しています。ここでは、明治時代の日本の歴史や生活様式を体験しながら学ぶことができます。
博物館内には、実際に移築された歴史的な建物が多数あり、例えば、明治時代の学校や役所、商家、住居などが展示されています。また、当時の生活用品や衣装、工芸品なども見ることができ、訪れる人々はその時代の雰囲気を感じることができます。
さらに、博物館明治村では、さまざまなイベントやワークショップも開催されており、伝統的な技術や文化を体験する機会もあります。特に、季節ごとのイベントや特別展は多くの来場者に人気です。
訪問を計画する際は、開館時間や入館料、特別イベントの情報を事前に確認することをお勧めします。明治時代の日本に触れる貴重な体験ができる場所ですので、ぜひ訪れてみてください。
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