名古屋城は江戸時代に徳川家康が行った天下統一の中で1615年に築いた城です。日本のサムライ文化を大成した城と言えます。しかし名古屋城は第二次世界大戦の空襲により、石垣を除いて焼失しました。その後1959年に天守が再建され、2018年に本丸御殿が復元されました。復元された城は、築城時の図面を元に正確に再建されており、往時の姿を見ることができます。
敷地内に名古屋の名店が集まる「金シャチ横丁」があり、「名古屋メシ」と呼ばれる当地のグルメ料理で昼食を楽しんでいただきます。
その後はサムライ文化の真髄を感じることができる「徳川園」を訪問します。将軍たちが楽しんだ日本庭園を散策し、尾張徳川家の宝物であった刀剣類や茶道具等、国宝9件、重要文化財59件が展示されている「徳川美術館」を訪問します。日本のサムライ文化の真骨頂がここにあります。
・ツアースケジュール
9時 | ホテルお迎え タクシー又は公共交通機関で移動 |
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9時30分 | 名古屋城到着 名古屋城の石垣を見て悠久の歴史を感じたのち、天守と本丸御殿を見学します。 |
12時 | 金シャチ横丁で名古屋メシの昼食 名古屋メシは味噌煮込みうどん、味噌カツなど、地元の八丁味噌を使った料理がお勧めです。 |
13時 | 名古屋城出発 タクシー又は公共交通機関で移動 |
13時30分 | 徳川園到着 徳川園では当時の面影を残した日本庭園の中をゆっくり散策します。 |
15時 | 徳川美術館 徳川園に隣接する徳川美術館で、尾張徳川家の宝物を鑑賞し、サムライ文化を学びます |
18時 | ホテル到着 |
インバウンド負け組と称される名古屋市が、これからどのように観光都市として発展できるのか、今計画されている観光施策について、未公表の計画も含めてお話しを聞きました。
リニア新幹線の開業に向けて名古屋駅前は大きく変わります。駅の玄関を出ると目前には公園のような広場が広がり、その先に延びる広い道路を通して栄地区まで望めるようになります。
そして、名鉄百貨店から笹島にかけては、巨大なビルが地域と一体的に建設されます。
金山駅前はアスナル金山を取り壊して、市民会館を含む大規模再開発が計画中。熱田神宮も旧商店街と裏の空き地を使った再開発、そして栄地区は観光用連接バスを名古屋駅から運行し、将来的には名古屋城から熱田神宮迄を巡回する計画です。
大きく変貌する名古屋市は、インバウンド需要を獲得する施策を用意して、観光都市として脱皮するようです。
ビジネスの発展に大きな効果をもたらす展示会への出展。今年開催される展示会の中から、めぼしいものを3種選んで、その概要を説明しました。
・2025年7月4日~6日にパリで開催される Japan Expo Paris
・2025年11月14日~15日にロサンゼルスで、2025年11月21日~23日にニューヨークで開催されるJapaneseFood Expo
・2025年9月25日~28日に愛知スカイエキスポで開催されるツーリズムEXPO JAPAN
ツーリズムEXPO JAPANは外国人バイヤーに直接アプローチできる国際展示会であり、これが愛知で開催されるのは初めてのことです。
いずれも観光ビジネスだけでなく、物販からサービスまで幅広く日本の商品や文化を海外に情報発信できる機会です。
今、海外から日本に来るインバウンドが急増しています。日本の魅力が広く海外に知れ渡ったことが一番の要因のようです。
日本の魅力については、現地で暮らす日本人と海外から来た外国人では、見え方が大きく異なります。インバウンドを誘客して彼らを相手にビジネスを行うには、外国人目線での日本の姿を知ることが大切です。
そこで今回は、来日して日本に魅せられ、名古屋で30年暮らすことになったアメリカ人、ダン・ルイスさんに登壇してもらいました。彼から、名古屋の魅力がアメリカ人の目にはどのように映るのか、丁寧に語ってもらいました。始めに、名古屋で一番の観光地とされる名古屋城については、「お城はただの建物でがっかりした」という衝撃的な意見から始まりました。しかし「お城を回りの石垣には感動した」それは、石に建立当時の名前が一つ一つ彫られているからだそうです。日本人とは見ているところからが異なるようです。
インバウンドに日本の良さを理解してファンになってもらうには、彼らの目による見え方を理解することが大切であることを再認識させられた定例会でした。ダン・ルイスさんとは、またご一緒に討論をしていく予定です。